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こんにちわ。よっさなです。

最近、「AIvs.教科書が読めない子どもたち」という本を読みました。

AI=人工知能と思っていましたが、実は人工知能ってまだ完成されていなくて、人工知能を作る技術、AI技術の事だったんです。著書の新井紀子さんは、AI技術は東大に合格できるか?というプロジェクトを立ち上げ、AI技術を研究されていました。

この内容は、数年前にニュースで見て、なんとなく知ってはいたんですけど、2018年に本が出版された時は見向きもしませんでした。

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でも、育児本に興味が湧いてたくさん読んでるいると、ネットニュースや、Amazonから「おすすめの本」とかで出てくるので、気になって手に取り、読んでみました。

前半、正直言って「ヘ〜」という感じでした。機械音痴だし、スマホですらLineとカメラくらいしか使いこなせていない私ですから、AI技術にできる事とか、どのようにAIに学習させるかとか読んでなかなか頭に入ってきませんでした(笑)

でも、この本に書いてあるAI技術についてはさておき、著者が最も伝えたいことは、AI技術が進めば、現在の仕事のほとんどが代替され、2030年には沢山の人が職を失い、大不況が起こる事を危惧している事でした

AI技術にできることとできないこと

A Iは、東大には合格できなくても、世の中の大学生の上位20%しか合格できないMARCH(明治大学、青山大学、立教大学、中央大学、法政大学)や、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)には合格できるようになっているのです。しかも、大学生の20%、ということは大学進学率が約50%だとして、全学年とすると、10%に当たる人と同等の賢さがある!人間は、計算力や暗記力はAIには勝てませんしね。

ちなみに、大学出てない私はMARCHという言葉すら知りませんでした!

AI技術を進める中で、AIの苦手とする事、AIの限界が「文を正しく読む」「読解力」だそうです。そのため読解力を測るテスト、「RST」リーディングスキルテストを開発し、様々な人に解いてもらい、子どものほとんどが解けない事に愕然としました。

読解力が必要な理由

AIに太刀打ちできるのは、東大に入れるくらいの読解力がないといけない?!とまでは明記してませんでしたが、「このままでは子どもの将来が不安だ」と思いました。

どれだけAI技術が進んで、AIの限界が分かっても、未来を抱える子どもたちのほとんどがAIより劣った読解力しかなければ、AIに仕事を奪われてしまう。そして大不況が起こり、1930年代に起こった世界恐慌の二の舞になるとまで書いてありました。

読解力を養うにはどうしたら良いか

恐ろしい事ですね、本の終盤にもなり、では、どうしたら読解力を養うことができるのか?これがいちばん知りたい内容でしたが、調査の結果分からないそうです。なんと!それでは解決策がないじゃないか!なんとなく、読書好きなら読解力がありそうなもんですが、そうでもないみたいです。とてもショックでしたが、事実なので仕方ありません。

でもきっと、このヤバさを分かったおかげで、読解力について研究がなされ、解決策も出てくるのではないでしょうかね?でもこれから子供が勉強する年齢になるのに、そんな悠長なことは言ってられません。

子供に読解力を持つ自分なりの考え

これは私の持論なのですが、読解力がある人=イメージ力がある、言葉の中からその情景が想像できる人だと思います。

だから、数学が得意な人は読解力があるのでは?現にこの本の著書の新井紀子さんは元々数学者です。私は数学なんてとてもとても難しくて大の苦手だったんです。数学って、数字という抽象的なものを公式に当てはめて解く、その公式が何を指しているのか私にはさっぱり分かりませんでした。小学校の時から、分数の計算だって、台形の求め方だって、とりあえず公式を暗記してそれを当てはめるやり方をずっとして高校まで行きました。でもその公式の成り立ちとか、答えを導き出す過程を具体的にイメージした上で計算できればもっと理解が深めれたかもしれないなと。数学が得意な人は、きっと公式の意味が分かり、イメージできるので楽しいと思います。

子供にイメージ力、想像力を付けさせるには、やはり体験しかないです。それが映像であったり、実物であったり、触ったり、文字=実際のものをみる(または映像)ことで想像力が養われると私は考えます。

あと語彙力は大事ですね。語彙力は本をたくさん読んだ方が確実にあると言われています。子供と話していると、よく言葉の意味について質問されます。「体温って何?」「一目散って何?」「雰囲気って何?」当たり前に使う言葉を子供に質問されて、何気なく使っている事に気がつきます。言葉を説明するのて難しい!でも世の中には言葉で溢れていて、その一つ一つが分からないと教科書だって読めませんよね。初めて教科書を読むようになる小学生の時に、教科書に出てくる単語をほとんど分かっていなければ教科書の内容なんて理解できません。だから、小学校入学前にはひらがなが読めて、単語の意味も分かるような関わり合いが大事ですね!子供が年長さんになったら1年生の教科書を一緒に読むのもいいですね、それで、分からない言葉はあるか、何が分かっているがが分かればつまづきも発見できます。

大学に行っていない私が、子供には東大に入れるぞ!なんてことは言えませんが、読解力のない親のせいで子供がAIに淘汰された社会で、働く場所がなくて自立できない、なんて事にはなって欲しくないので、子供と一緒に読解力を養って行きたいと思えた一冊でした。

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ちなみに、続編もあったので早速購入しました。まずは親が勉強!ですね。

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また読んだらレビューします。

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ABOUTこの記事をかいた人

5歳の娘、3歳の息子の母。愛知県三河地方から東海エリアを中心にお出かけ情報を発信して行きます。初キャンプは2017年から。キャンプ、登山、釣り、旅行、子育てについてブログ更新して行きます。