アウトドアグッズを売っているアウトレット店にキャンプ道具を見ていたところ、ふと目に付いたのがミニ焚火台です。
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こんな手のひらサイズの焚き火台で使用できるの?ハッキリ言うと調理をするといった用途としては不向きです。調理をする事を目的に使うと焚き火のパワーで十分な火力は得られずヤキモキする結果になると思います。
では、このミニ焚き火台は具体的な使用方法としては?
ずばり、
「お湯を沸かす」程度と考えて頂ければ使用用途に過度な期待を持たなくて済むでしょう。
今回は商品のレビューを行いたいと思います。
組み立てとサイズ感
iPhone6sとの比較です。手のひらサイズ感、ポッケに入るほどのコンパクトさです。
6枚のパーツからできており、メッシュになっている部分に小枝や燃料をおくように組み立てます。
ツメとツメを組み合わせるように組み立てます。余計な部分を削いだシンプルな設計です。
このように四方をツメで噛み合わせていくので、器用さが少し必要です。慣れれば1分程度で組み立てられます。
完成サイズがこちら。ガムのボトルと比較するとミニと謳っているのがよく分かるサイズ感。
お湯を沸かすのにどれくらいかかる?
冒頭で触れましたが、ミニ焚き火台の主な調理としての用途は「お湯を沸かす」とお伝えしました。では、お湯を沸かすのにどの程度かかるのか今回は実験したいと思います
条件「室内・無風(小窓が空いてるので超弱)室温20度。水は常温」
燃料は100円均のセリアで販売している3個で100円の固形燃料。
丁度、旅館で1人用の小鍋をする感じになります。
お湯の量はカップラーメンに言われる300mlでスタートします。
では、いざ参ります。
お湯が沸いていく経過をご覧ください。
全体にプツプツとし始めたのが開始して丁度3分です。
この時のお湯の温度は約60度です。
完全に全体がグツグツと煮え沸騰したのが4分30秒!という結果でした。
100均の固形燃料を使った沸騰実験ではカップラーメンを一食分作るのに4分30秒必要でした。
固形燃料はどれくらいもつ?
せっかくなので、どこまで固形燃料が使用できるのでこのまま経過を見守ってみます
固形燃料1個で約10分火が持つ!
という結果になりました。
しかし、燃料がなくなるにつれ、徐々に火力が落ちていきましたので実際にお湯を沸かすという、固形燃料が使用できる体力の限界は8分程度でしょう。
実際の使用している環境は「登山、釣りの休憩中」など外で使用します。外での環境では風が吹いていたりと、今回の実験の環境よりも過酷な使用条件となります。安易に固形燃料の1個の火力はカプヌードル2個分!とは言い切れませんね。
ちなみに、火が完全に消えてから約1分で側面を素手でもって運べる熱さに落ち着きました。
アウトドアでの使用シーンを考える
今回の記事を書いたことでの気づきは以下
- ミニ焚き火台はポッケに入るくらいのコンパクトさ
- 約1000円という安さ
- 今回の結果から、お湯300mlを沸かすのに4分かかる。
- 固形燃料は10分ほど持つ。
- アウトドアでは環境がもう少し過酷
といったところでしょう。
火力があるとは言い難いため、調理を目的とした用途から外れます。コンパクトになるミニ焚き火台は以下の点では、とってもありがたい存在です。
「調理を目的としない」
「登山でのコーヒー休憩」
「釣りなどのランチのラーメン作り」
「寒い日に飲むスープ」
「雪を溶かして水にする」
固形燃料のパワーを考えるとあくまで1人分と考えるのが良いかと思います。
あと、アウトドア仕様ではありませんが、自宅でチーズフォンデュやバーニャカウダをするときにも重宝しました。直火OKの器をこれに乗せれば、専用の調理器具がなくてもできました。
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まとめ
ミニ焚き火台は非常にコンパクトになり持ち運びに優秀です。作りも頑丈で滅多なことでは壊れません。固形燃料を使った場合、お湯を沸かすのに約4分半程度時間がかかります。ハイキング、釣りの休憩、コーヒー休憩など「ほっと一息」に役に立つ商品です。固形燃料であれば、帰りは荷物はゼロになりますし、温かい飲み物ができるのは本当に心が安らぎます。ちょっとした休憩をより充足するために、ミニ焚き火台オススメですよ。
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