毎日書いてたブログを少し休んでしまうと、ついつい次にやるのが億劫になってしまいました。続けることはしんどいのに、やめるのはとても簡単です。何かを毎日続けるって難しいですね。それでも今日また書くことができた自分を、まあ、たまには褒めよう。こんにちは、そといこまいのよっさなです。
にじいろ子育ての本
この本は、新聞のコラムで連載されているエッセイを本にしたものです。著書は本田秀夫さん。児童精神科医であり、発達障害の診療などをされている。NHKなどにも出演したり、講演を行っている方です。
内容として、「子育て論の枠に我が子を当てはめようとしないで、その子の個性を生かして育てよう」といった感じの内容です。発達障害のある子どもの診療を行なっている医師ですから、個別にあった対応することでその子どもの生きづらさを緩和できるかもしれませんね。子どもは幼児期から、小学生くらいまでの子どもの内容です。
発達障害の子どもとは明記せずに、全ての子どもに対しての内容です。
「よく遊び、よく学べ」という言葉があるようにたくさん遊ぶことを勧めています。勉強や学校のことで疲れた子どもは、休んでも疲れが取れないと相談を受けた時に、「もっと遊びなさい」と答えたそうです。そうすると子どもは「もっと遊んでいいの?」と驚くそうです。私もこの内容にはとても同感です!遊ぶ=経験することだと思っています。学生の時は学校とバイト、合間に友達と遊んでいましたが、社会人になると遊ぶためお金を稼ぐために仕事をするようになり、親になると子どもを養育し、子どもの経験のために子どもの遊びのためにお金を稼いでいます。子どもの頃にやった勉強なんてほとんど覚えていないのに、遊びは覚えていたりするものです。人によっては遊びが勉強につながることもあります。何よりも人の人生を豊かにするものは遊びだと思います。もちろん勉強は大事ですが、子どもが思いっきり遊ぶことを支援する心構えはずっと持っていたいものです。
「子どもにすぐ謝らせるのは良くない」といった内容もありました。謝らせるのがなぜいけないんだ?と思いましたが、子どもは失態をした時に言い訳があったりするのですが、それを汲み取らずに、謝らせると、とりあえず謝ったからいいでしょう?と反省しないことになります。どうしてそのようなことをしたのか、「言い訳」を聞き、その後で悪いことをしたと振り返ることができるように伝えること。「相手の立場になって考えれるまで子どもの言い訳を聞く」のが良いらしいです。確かに、自分も仕事でミスをした時に、言い訳を考えますし、誰かにそれを聞いてもらいたいと思ってしまいます。子どもだってそうですよね。ちょっと言い訳を聞くようにしないとな、と思いました。
スマホが普及して、もはや手放せない時代です。「スマホ育児」を批判するのは的外れという内容もありました。ちょっとこれは親としてありがたい内容だったかも。テレビが悪影響ということを言われた世代の著者はテレビ大好きで、人生の3分の1はテレビや映像を見ていた。しかし、現在真っ当な人生を歩んでいるし、医師で本を執筆したりして社会的地位がありますよね。テレビを見ていたらダメになることがないです。問題は、テレビやスマホに子守をさせざる得ない親の状況なんです。スマホで親子のコミュニケーションが減るのではなく、おそらくそのような親はスマホがなくてもコミュニケーションを取らないだろう。子育てに十分な意欲が持てないためにスマホに手が伸びてしまう。という内容でした。確かに、いつの時代も育児放棄する親や、ゲーム依存症になる子どもはいる、その原因がスマホだとは言い切れない。ということです。自分も家事が忙しい時、疲れている時、どうしても出先で子どもに静かにして欲しい時はテレビやスマホに頼ることがあります。とても罪悪感を持っており、「親としてダメなんだ」とか、「テレビなし育児をやりたかった」と思っていましたが、なんだか自分を肯定された気がして気持ちが楽になりました。
ひとつひとつの話が短いのですぐに読めます。時にはチクリと刺さる内容もあり、ほっと安心する内容もあります。「このような考え方、見え方もあるんだな」という感じで読んでみるといい一冊です。
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